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広報担当者に向いている人とは?《後編》

前回の広報担当者に向いている人とは《前編》に引き続き、

 

今回も広報担当者に向いている人を考えていきましょう!(^^

 

・好奇心旺盛でフットワークの軽い人

幅広く興味を持つことが必要です。

何かの知識や技術にいは長けているが、自分が興味のある事以外は見向きもしないという方は、

少し向いていないかなぁと思います。

先の記事、PRとはでも触れていますが、

ステークホルダー(株主、顧客、社内の仲間、報道機関、行政機関 等)と呼ばれる多岐にわたる人・団体との折衝が必要になります。

何にでも興味を持ち、かつ、自分の足で情報を確かめに行くような方は、

広報担当者に向いていると言えるでしょう。

 

 

・調整能力のある人

社外から情報を仕入れて、社内に共有し、意見聴取し、情報をまとめて、社外に発信する。

その行程には、多数の方々と関わりがあり、かつ、スケジュールを調整していかなければなりません。

ゴールから逆算し、又、過程で起こる可能性のあるトラブルや滞りも踏まえた上で、

ゴールにたどり着くためのスケジュールを組み、実行することが求められます。

同時に人間関係においても我を通すだけなく、流されるだけでもなく、様々な意見や考え方をうまく調整していく事も求められます。

 

・スペシャリストよりゼネラリスト

所謂、広報ネタは、多ジャンル(CSR、IR、技術開発、新商品・サービス、女性活用、健康、コンプライアンス等)、

ニュース性のあるものを収集する必要があります。

又、幅広い知識(法律、財務、会計、労務、IT 等)も求められるため、

極める必要はないですが、基礎となる知識は持っておかなければなりません。

何かの分野に特化してすごい知識や技術を持っている方がスペシャリストだとすれば、

広報担当者は、幅広くどの分野においてもある程度の知識を持っているゼネラリストタイプが向いているのではないでしょうか(^^

受動的に情報を得られるテレビやラジオ、様々な分野の情報がまとまっている新聞等も、

目を通しておく必要があります。

ネットだけだと、能動的に情報を取りに行くためどうしても自分の興味のある記事ばかりを見てしまうものです。

例えばテレビ、ラジオ、新聞等を通じて、「世の中の興味に自分の興味を合わす」といった意識も必要になってくると思います。

 

筆者:メディアエージェンシー代表   中桐 龍治

 

参考文献:広報・PR概説